が話を伸ばしました
予約困難店の予約がまさかの本人来店で消えた
三ヶ月待ちの寿司屋、やっと予約が取れた。記念日にと意気込んで当日カウンターへ。ところが名前を告げると大将が首をかしげる。「その予約、入ってないですね」。スマホの予約確認メールを見せても、店の台帳にない。血の気が引いた。
メールの送信元をよく見たら、店名は同じだが末尾のドメインが微妙に違う。「.com」のはずが「.co」になっていた。検索で一番上に出てきたサイトから予約したのだが、どうやらそれが偽の予約サイトだったらしい。背筋が凍った。
実はもう前金として八千円をそのサイトに払っていた。完全にやられた。落ち込む私を見て大将が「事情は分かった、席は空いてるから今日は食べていきな」と。優しさが沁みる。記念日が詐欺で終わらずに済んだ。